Vol.27 2014年9月号 ◆奈良のテクノスよりお知らせ◆ 2014/9/12 もう秋の気配ですね! なんと、3か月も夏休みをいただきました「◆奈良のテクノスよりお知らせ◆」 です。 今年の夏は、あちらこちらでひどい局地的豪雨がありました!! 8月20日の広島市北部で起きた土砂災害は、あまりのことに言葉を失ってしまい ました。あれから3週間以上経ちますが、現場では警察と消防、自衛隊による捜 索が続き、いまだに多くの方が避難生活を余儀なくされています。 17日は、京都。福知山の記録的な大雨で市街地が水没してしまいました。 その前の週は、奈良近辺でも前日の大雨に続く台風11号上陸のため、大和川の水 位が上がり、JRがストップ、道路が通行止めになるなど。冠水、避難勧告が出た 地域もありました。 自然の猛威を前にして、我々に為す術はないのでしょうか? さて、気象庁に便利な防災情報サイトがあります。レーダーとアメダスなどの降 水量観測値から作成した降水量分布で、短時間の降水予測が動画で見られます。 移動の際にお役立てください。 @1時間毎の6時間先まで 解析雨量・降水短時間予報 http://www.jma.go.jp/jp/radame/ 短時間の集中豪雨にはこちらが便利 A1kmの解像度で、5分毎の60分先まで レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻) http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/ 更に詳しく、局所的大雨には、 B250m解像度で30分先まで、1kmの解像度でさらに30分先まで 高解像度降水ナウキャスト http://www.jma.go.jp/jp/highresorad/ 今月は、X線検査装置の紹介です。 □■ 今月の内容━━━━━━━━━━━ 1.X線検査装置の紹介 2.編集後記 ■□■―――――――――――――■□■――――――――――――■□■ ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃1 ┃X線検査装置の紹介 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ さて、平成24年度「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」 を活用して、持ち運び可能な小型X線CT装置を開発していたのですが、5月末に終 了。当初の計画よりかなりコンパクトな装置になりました。これからはデモ機として 活用し、事業化のお役立ちグッズにしたいと考えています。 ■今回試作したX線CT装置 【概要】 試料を360度サンプルを回転させ、あらゆる角度から断面層をX線撮影し、そのデー タを再構成することで、試料の内部構造を知ることができます。 【試作機の仕様】  ・装置寸法 500mm(W)×400mm(D)×230mm(H)  ・装置重量 約30kg  ・画像撮影 θ回転ステップ 最大200分割/1回転  ・X線撮像視野 18mm×12mm 【機能概略】  ・CTスキャン、断面画像表示  ・CT画像の再構成、3D化  ・3D画像表示 ■X線検査の応用 非破壊で物体の内部を観測することができます。CTスキャンの機能がなくても、 X線撮影するだけで、内部の欠陥を検出できます。 例えば、  ・基板、IIC等電子部品内部  ・自動車部品や樹脂成型品  ・パイプ内部(異物、溶接部の異常等)  ・容器内部の充填物検査(気泡、異物、折れ等)  ・金属板メッキの剥がれなどの欠陥  ・コネクタ断線  ・文化財の検査  ・小動物などの生体調査 など、幅広く応用できます。 仕様、価格など、気軽にお問合せください。  ・メールから info@tecnos-net.co.jp  ・お電話から 0742-30-2568(営業窓口)  ・FAXから 0742-36-3052  ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃2 ┃編集後記 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日中はまだまだ暑いですが、夜間は涼しくすごしやすくなり、朝までグッスリ眠 れます。長かった夏の疲れを癒し、来たるべき冬に備えます。 クマのように冬眠したい、冬の嫌いな筆者でございます。 ■□■―――――――――――――■□■――――――――――――■□■