Vol.37 2018年7月号 ◆奈良のテクノスよりお知らせ◆ 2018/7/13 こんにちは。 先日の7月豪雨により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 さて、平年よりも早い梅雨明けとなり、暑い夏がやってきました。 どうかご自愛ください。 夏の風物詩といえば、花火ですね。法律用語で「煙火」と呼ばれます。 花火のルーツは、秦の始皇帝の時代に万里の長城などで通信手段として使われた 「狼煙(のろし)」にあるそうです。日本へは16世紀の戦国時代に南蛮人に よって、鉄砲とともに伝えられ、このころは合戦の合図として用いられてました。 現在のような遊びや観賞用の花火が登場するのは、江戸時代からです。 花火について知りたい時に便利なサイトがこちら。 日本の煙火(打揚花火・おもちゃ花火)企業(約300社)が 加盟する「日本煙火協会」のオフィシャルページです。 公益社団法人 日本煙火協会 http://www.hanabi-jpa.jp/ 花火製品には打ち上げ花火と玩具・おもちゃ用花火があります。 市場規模は圧倒的に打ち上げ花火が占める割合が大きいのですが、 その製造は、手作り工程が多く大量生産が難しいということから、 小規模な家内工業が中心で、売上高5億円/従業員20人以下の 中小規模企業ばかり、しかも年々減ってきているのが実情です。 打ち上げ花火について、 昔は、花火師さんが打ち上げ用の筒のそばで、導火線に直接火を 付けていました。危険ですねえ、、、 そこで、安全確保のため、筒から数十メートル離れたところまで、 長い電気導火線を引いて、点火スイッチで着火するようになりました。 近頃では、複数の花火を組合せてより複雑に連続的に、音楽とコラボして、 エンタテイメントとして楽しめるようになってきています。 「どの花火をどういうタイミングで打ち上げるか」をプログラミングし、 プログラムに従って打ち上げるというコンピュータ制御が導入されています。 プログラミングは花火デザイナーさんのお仕事です。 花火師を職業にする場合は、資格として火薬類取締法に定めるところの 火薬類製造保安責任者免状が必要です。さらに、花火製作には10年以上 の修行が必要といわれ、なかなか厳しい職人世界のようです。 余談ですが、打ち上げ花火の時に「かぎや〜」とか「たまや〜」という掛け声が よく聞かれますが、江戸時代に活躍した「鍵谷弥兵衛」、「玉屋市郎兵衛」という 花火師の屋号だそうですよ。 さて、今月は「シートピンホール検査装置」の紹介です。 □■ 今月の内容 ━━━━━━━━━━━ 1.シートピンホール検査装置の紹介 2.編集後記 ■□■―――――――――――――■□■――――――――――――■□■ ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃1┃シートピンホール検査装置の紹介 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2次電池セパレータや絶縁シート等シート状ワークのピンホール欠陥を 検出する検査装置です。 1.2mの長尺シートを60秒という速さで、最小径10μmのピンホールまで測定。 ピンホールの検出だけでなく、穴径・面積の計測や周期計算も可能。 低価格です。 【特長】 ・リアルタイム高速処理 ・秒間5000ライン×7400画素の大容量画像データを高速画像処理 ・撮影と画像処理を並列処理 【基本仕様】 検査項目: ・ピンホールの検出       ・ピンホールの穴径・穴面積の計測、位置座標算出       ・OK/NG判定       ・ピンホール周期計算 検査対象: 2次電池セパレータ検査、絶縁シート検査、有孔シートの穴形状検査       その他シート状フィルム、金属薄膜の欠陥検査 カメラ:  ラインセンサカメラ 7400画素 測定分解能:ピンホール径測定分解能:5μm       最小検出穴直径:10μm 測定時間: ラインセンサカメラ3台で並列撮影、       試料サイズ100mm×1200mmの場合、わずか60秒 光源:   透過照明、白色LED光源 測定分解能、測定時間等、ご相談に応じます。 詳しくはお問合せください。  ・メールから info@tecnos-net.co.jp  ・お電話から 0742-30-2568(営業窓口)  ・FAXから 0742-36-3052  ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃2┃編集後記 ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「狼煙」の語源について、 古くから、中国では、藁などに狼の糞を混ぜて焼くと煙が拡散せずに垂直に 上がるといったことから、情報伝達に用いられたとされています。 草食動物の糞は繊維質が多く早く燃えてしまうのに比べ、肉食動物の糞は、炎が あがらず煙が長く出続けるそうです。 日本では狼の糞が手に入りにくかったため、火薬などで代用したとのこと。 ■□■―――――――――――――■□■――――――――――――■□■